記念特集に込めた想い

全体ディレクション プロデューサー

齊藤 良太

今回、私が一番こだわったのは、50周年を「過去を振り返るための広告」にしないことでした。50年の歴史への敬意はもちろん大切。でも、この広告を一番届けたいのは、今を生きる生徒たち、そしてこれから南高に入ってくる未来の生徒たちです。だから、年表や情報を詰め込むよりも、見た瞬間に「南高っていいな」「ここにいたことを誇りに思える」と感じてもらえる表現を目指しました。特に大切にしたのは、「50」という節目の強さと、「南」という学校が持つ、まだ何もないところから未来を切り拓いていく精神です。同窓生だけの記念ではなく、過去から未来へバトンを渡す広告にする。50周年を祝うと同時に、次の50年のスタートをつくる。そんな一枚にしたいという思いで、最後まで細部にこだわりました。

紙面デザイン

鈴木さん

意識したのは、全体としてのインパクトと時の流れ、希望の光です。左の星空から右の明るい空へと移り変わる背景に、南高が歩んできた50年と、これから続いていく時間を重ねました。右上から差し込む光は、在校生のみなさんの未来を照らす希望のイメージです。紙面に舞うイチョウは、南高のシンボル。金色の葉に、積み重ねてきた年月への敬意を込めています。私は南高の卒業生ではありませんが、同窓会のみなさんの母校への思いに触れるなかで、この学校の50年の重みを感じました。新聞を手に取った方が、ご自身の高校時代を思い出し、同時にこれからの南高に期待を寄せてもらえていたら嬉しいです。

動画制作

岩村さん

卒業して久しぶりに撮影で訪れた母校は、記憶の中にあるそのままで、まるであの頃に時間が戻ったように感じました。ミニツアーでは、現生徒会長に今の仙台南高校を紹介していただきました。白壁前がフォトスポットになっていることは初耳で、「今はそんな感じなの!?」と新鮮な驚きもありました。(僕がいた頃はSNSがそこまで浸透していなかった)自分自身が「うわ、懐かしい〜〜!」と思った瞬間を、そのまま動画にしています。インタビューでは、みなさんのあふれる思い出話を、楽しみながら見てもらえるようテンポよく編集しました。撮影や編集をしながら、私自身も高校時代を振り返るきっかけになりました。この動画を見た同窓生のみなさんにも、「自分の高校時代ってどうだったっけ?」と、当時の記憶を思い出してもらえたら嬉しいです。

河北新報

畠山さん

仙台南高の皆さんからの力強いメッセージを河北新報の紙面を通じて伝えていきたいと考えていました。これまでの周年記念の概念を変えるクリエイティブの力で。当初は具体的なイメージは湧いていませんでしたが、私の立場でできることは、紙の新聞のスケールを大胆に生かすこと。センター面の完全見開き2ページのスペースを確保することができました。多世代の方々に響く、コピーとデザイン、QRからの動画導線づくりを提供できたのではないかと感じています。

河北アド・センター(コンセプトアドバイザー)

伊藤さん

同窓会の皆さんから感じた印象は、人間的で温かく、創造的で、未来志向でした。この感覚をどう形にするか。それ自体が、南高の「文化」を表現することなのではないかと考えました。今回は紙面とWEBが一体となった展開。それぞれで何を伝え、どうつなげるかを考える中で、ひとつの廊下を50年間カメラを止めずに撮り続け、早送りで見る風景を想像しました。挨拶を交わす友。笑い合う声。廊下に響く足音。秋の香り、春の風。同じ廊下でも、思い出す記憶は一人ひとり違うはずです。新聞が家に届き、二次元コードからその先の動画へ。まるでタイムリープするように「その場所に流れる空気感」を追体験する。そんな意見交換を重ねるミーティングはまるで映画の構想を練るようで、奥行きをもって広がっていく瞬間にワクワクしました。南高同窓会、プロデューサー、制作スタッフの皆さんに、心より感謝いたします。

河北アド・センター(営業担当)

平山さん

この広告は、多くの方のご協力があってこそ形になりました。完成した紙面と動画を見て、あらためて南高を支えている方々の存在の大きさを感じています。手に取ってくださった方が、それぞれの南高の思い出に、少しでも触れていただけたら嬉しいです。
ご協賛いただいたみなさま、取材や撮影にご協力くださったみなさま、そして制作に携わってくださったすべてのスタッフのみなさまに、心より感謝申し上げます。

WEBデザイン・ロゴデザイン

加藤さん

WEBとロゴの制作で大切にしたのは、南高に関わるみなさんの想いを、世代を越えてつなぐことです。WEBでは、挨拶やメッセージ、動画にこめられた想いが伝わるよう、見やすさと温かみを意識しました。
ロゴは、南高の校木であり、校章のデザインにも用いられている公孫樹(いちょう)をモチーフに、インフィニティマーク(∞)を連想できる形にしました。50年の歴史を受け継ぎながら、人と人とのつながりや、生徒のみなさんの可能性がこれからも広がっていく。そんな願いをこめています。
このサイトが、同窓生のみなさんには思い出をたどるきっかけに、在校生のみなさんには自分たちを応援する人の存在を感じられる場所になればうれしいです。大切な節目に制作を通じて関われたことを光栄に思います。ご協力くださったみなさまに、心より感謝いたします。